大阪のグラフメディア・ジーエムにて、2006年3月から約6ヶ月にわたり開催された「tenants」展。ギャラリー内にまるでアパートメントのような3つのスペースが設置され、アーティストやクリエーターなど様々なテナントたちが入れ替わり立ち替わり入居する形式のユニークな展覧会であった。
そのうちの一部屋、Tetsuko's Roomと表札の掛かる内田文武のアパートメントは、5月30日から約10日間に渡り公開された。スペース内に並んだ夕暮れに浮かぶ電線のシルエットや高層ビルの狭間といった作品たちは、その一つ一つが、むかし空に浮かべた思いをそっと刺激する。公開期間中、内田文武のアパートメントには、ひと際静かな時間が流れた。
本作品は、その展覧会出品作品からの一作。夕暮れ時のこの風景、あなたにも見覚えがありませんか?
「やさしい目線が大胆な構図と細やかな線画で人と生活を包み、見る者の記憶に触れる」(「tenants」展@graf ブローシェ参照)