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人生「生」という字を書き続けた。自分は何のために生きているのだろうか、何がしたいのだろうかと悩み、来る日も来る日も、様々な人格で書き続けた。悩んでいる自分。かっこつけた自分。何もかもが同でも良くなった自分。うれしくてしょうがない自分。やんちゃな自分。自分勝手な自分。いやな自分。この黒い部分には、何百もの自分がいる。自分の持つ人格をひとつの作品に宿したいと思って、一心に書いた。日によっては気分を価値観も変わる、そして成長していく。その日の出来事、出会った人たちなど外的要因に左右されながらも、自分の価値観を決めるのは内部、つまり「我」しかない。墨を重ねていくうちに、スコーンと黒い雲が抜けた気がした。多分この瞬間に、書道家としての進むべき道標に出逢えたのだと思う。この「人生」を見るたびに、あのときの自分が蘇ってくる。人生は味わっても、味が落ちない。これまでの人生、これからの人生、そして今。さらなる成長を求めて。「たのしか」(ダイヤモンド社)より>>武田双雲×@GalleryTAGBOATはこちら
武田双雲
Souun Takeda
ピエゾグラフ
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1975年、熊本県生まれ。3歳より書道家である母、武田双葉に師事し、書の道を歩む。大学卒業後、NTT勤務を経て書道家に。音楽家や彫刻家、など様々なアーティストとのコラボレーション、斬新な個展など、独自の創作活動で注目を集める。