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2011年発売された、小説家・桐野夏生さんの「ポリティコン」の下巻の装丁画として描きました。 小説は上下巻に分かれていて、下巻はもう一人の主人公、真矢(まや)の目線で描かれています。 大人の事情で少女時代から周りに翻弄されながらも生き抜いてきた真矢。 真矢には北朝鮮の血や西洋の血が入っているらしく、はかなくもきらびやかに強く立つ、 こちらも観賞用に改良されたポーリッシュ・フリーゼという鶏で彼女を表現しました。 周りに描かれている花は、北朝鮮の国花、梨の花です。
福井利佐
Risa Fukui
切り絵
Paper cutout
切り絵アーティスト。1975年静岡県出身。多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業。東京在住。精緻な観察による描写のきめ細やかさと大胆な構図で、観る者を圧倒させるような生命力のある線の世界を描き出す。中島美嘉のCDジャケットアートワーク、Reebokとのコラボレーションスニーカーやユニクロ「UT」への参加、直木賞作家の桐野夏生氏、木内昇氏の小説への挿画や装丁、NHK太宰治短編小説集「グッド・バイ」の映像制作、NHK 「猫のしっぽカエルの手」オープニングタイトル制作、藝人春秋」(水道橋博士著)表紙絵制作などがある。 2013年「Life-Sized」POLA MUSEUM ANNEX(東京)、2012年、2016年ミュンヘン(独)「MICHEKO GALELIE」にて個展。2016年「めぐるりアート静岡2016」にて静岡県立美術館ホールにて展示。2018年福島ビエンナーレにて高村千恵子の生家にて個展。お能の宝生流家元主催の「和の会」メインビジュアル担当(2008~2018)。2019年に静岡駿府博物館「絢爛~能~」展、東京都調布市のたづくり文化会館にて「むしたちのおとのせかい」展を開催。 2019年は福音館書店かがくのとも から絵本「むしたちのおとのせかい」を刊行。 その他、国内外の個展や合同展の参加、ワークショップなど多方面で活躍中 福井利佐公式サイト | http://www.risafukui.jp/