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  • Dead flowers sunflower II
  • Dead flowers sunflower II

お墓に供えてある色とりどりの枯れていく華は、どうしてあんなにも妖艶なのか。小さい頃、お墓を見るのが怖かったのはそこに供えてある華の色気に、何か見てはいけないものを見てしまったような、な艶かしいものに思えたからだ。酸化反応の現象は、人間や生物そのものの老いや腐敗を感じさせる。色あざやかに水分を湛えている華よりも、枯れていく過程にエロティックで静かな美しさを感じる。Dead flowersシリーズの初期で、モチーフは向日葵。

自身の制作過程で、草木染めの柿渋と鉄媒染からヒントを得て(柿渋の赤茶から、墨色へと変化する化学反応)、柿渋で描いた絵画を錆びさせることによってタンニンと鉄を反応させ、赤錆色と黒色による、地と図で絵を描いていくという新しい技法が生まれる。(柿渋とは平安時代から使われていたとされる天然塗料で、木、紙、布などに塗ると不溶性の強い被膜により、防水、防腐、防虫効果効果がある。)


Dead flowers sunflower II

Dead flowers sunflower II

Dead flowers sunflower II

Dead flowers sunflower II

Sakuho Ito

作品本体価格Sellng Price(Artwork)
¥ 65,000
額装費Framing Price
¥ 1,320
消費税Tax
¥ 6,632
合計金額(税込)Total(include tax)
¥ 72,952
SOLD OUT

More Details

素材:和紙、柿渋、膠/技法:柿渋と錆の化学反応

mixed media

サインSignature
あり Yes
EDITION
オリジナルunique piece
制作年Year of Creation
2014年
サイズSize
50x 60.7 x1.7cm
作品の状態Condition
良好good
額仕様Frame Specification
なしnothing
額寸Frame Size
x x cm
納品期間Shipping Time
約3週間3-4weeks
特記事項Notices
※額装費は合わせ箱代となります。
作品IDItem ID
57305

Profile

Japanese paper artist (Sabi washi錆和紙)

1989 島根県浜田市 誕生
2012 作家活動
2014 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 テキスタイル専攻 卒業
現在 東京都、島根県を拠点とし、作家活動

人間とマテリアルについて考えるとき、日本人は古来から神、そして紙、と共に生活をしてきました。中国より4~5世紀ごろに伝えられた紙漉きの技術は、主に〔札、人型、写経〕などに用いられ、神聖な素材として大切にされましたが、今や生活必需品としてではなく、工芸品としての価値が高まり、紙漉きは文化として、ユネスコの世界無形文化遺産として登録されています。

日本ではしばしば、「和紙」は古典的な素材として印象強くありますが、実は素材として常に単一的で、変容性を持った素材なのです。物体としての作品を作るとき、マテリアルとの関わりは、必ず強い連帯関係を生みだします。それは、和紙のもつ古い歴史と日本文化が、現代に生きる自身の記憶と社会の変動を、交互に行き交うからに他なりません。和紙を古く新たな素材として捉え、表現しています。