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  • Soil pollution I
  • Soil pollution I

時間の重なりによって、一つ一つのセルが大きな奥行きとなって現れる現象を表現した、「Overlap」の派生として、人間の文明の発展と共に徐々に汚染されていく土壌(Soil)を描いた。画面の中には、均一性の取れた茶系統の画面の中に鮮やかで毒々しいセルが見える。それは、良い悪いという問題とも違い、それを受け入れながらも人間として生きていかなくてはならないという「想い」である。そして自身も含めた新しい世代は、前代の残したあらゆる問題と付き合いながら生きていかなくてはならないだろう。

Soil pollution I

Soil pollution I

Soil pollution I

Soil pollution I

Sakuho Ito

作品本体価格Sellng Price(Artwork)
¥ 32,000
額装費Framing Price
¥ 840
消費税Tax
¥ 3,284
合計金額(税込)Total(include tax)
¥ 36,124
SOLD OUT

More Details

和紙にアクリル絵具を何十回と重ねて描いて行く。 素材(アクリル、和紙、オイル)

Paint the acrylic paint over and over again.

サインSignature
あり Yes
EDITION
オリジナルunique piece
制作年Year of Creation
2020年
サイズSize
14.8x 19.7 x3.5cm
作品の状態Condition
良好good
額仕様Frame Specification
なしnothing
額寸Frame Size
x x cm
納品期間Shipping Time
約3週間3-4weeks
特記事項Notices
※額装費は合わせ箱代となります。
作品IDItem ID
58694

Profile

Japanese paper artist (Sabi washi錆和紙)

1989 島根県浜田市 誕生
2012 作家活動
2014 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 テキスタイル専攻 卒業
現在 東京都、島根県を拠点とし、作家活動

人間とマテリアルについて考えるとき、日本人は古来から神、そして紙、と共に生活をしてきました。中国より4~5世紀ごろに伝えられた紙漉きの技術は、主に〔札、人型、写経〕などに用いられ、神聖な素材として大切にされましたが、今や生活必需品としてではなく、工芸品としての価値が高まり、紙漉きは文化として、ユネスコの世界無形文化遺産として登録されています。

日本ではしばしば、「和紙」は古典的な素材として印象強くありますが、実は素材として常に単一的で、変容性を持った素材なのです。物体としての作品を作るとき、マテリアルとの関わりは、必ず強い連帯関係を生みだします。それは、和紙のもつ古い歴史と日本文化が、現代に生きる自身の記憶と社会の変動を、交互に行き交うからに他なりません。和紙を古く新たな素材として捉え、表現しています。