富士山を黄金の国Zipanguに見立てたシリーズ。葛飾北斎『富嶽三十六景』「山下白雨」を引用。
「山下白雨」は北斎が山下に拡がる初夏の暗雲の黒地に稲妻を配置し、想像力を掻き立てて富士の雄大さを現した傑作。
$Foot GoldThunderシリーズは富士の麓を$紙幣と黄金の稲妻に置き換えて現代的な風情に仕上げました。21枚のTARTAROSsmileyが雲に隠されています。
伝統と現代を混在させたネオポップアートです。
作品タイトルの紙幣番号は複製出来ないオリジナル性を保証。紙幣コラージュ画面は同じパターンは作れ無い偶然性を活かした作家独自の手法AutomaticPaintingを用いています。
北斎「山下白雨」は日本人の自然信仰のイコン像の傑作です。江戸時代と比較して現代信仰はお金。信仰の歴史的レイヤー、現金がデジタルマネーで消えていく時代性を暗示。
経済も自然の様に変化し、人にエネルギーを与える現代を現しています。