1962年、中国の黒龍江で生まれたユエ・ミンジュンは笑う自画像で有名であり、現在、欧米とアジア全域の主要ギャラリーで企画、招待、展示されている。
彼の愉快で痛烈な、笑う自画像は、現代の中国社会を皮肉に演出すると同時に、中国の伝統である無為の自足感を表現している。
アニメーションの主人公、 昔話の人物など、彼はあらゆる対象を自画像として作品の中に取り入れるだけでなく、 宇宙の蒼空や南極まで、作家自身が自由自在に出入りするかのようである。
明解な主題を提示し、豊かな想像力をあわせ持つ彼の創作能力には、観客を心地良い空間へと誘う強いエネルギーが潜んでいる。