1963年、中国・湖北で生まれたファン・リジュンは、1990年代に光州ビエンナーレ、ベニスビエンナーレといった様々な主要国際展覧会において活躍し、近年では、世界的に有名な作家として認知されるに至っている。
彼の作品には青い海、白い雲、光の中の風景が描かれる。その中には必ず丸坊主の人物が様々な様子で描かれる。彼は長年、中国の理想郷かのようなこの風景の中に、作家自身の内面的葛藤を映し出している。
また、青と赤の対照的かつ鮮やかな色彩で描かれる人物と背景には、理想に対する渇望と、それを否定する現実との剥離感をも、表現するかのようである。