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こちらがドラミショップです。
もちろんドラミちゃんは、ぼくの中だけでのニックネームなのだけれど、その女性は目も顔も体もなにもかもが丸い。さらに丸さに加えてトルコ人女性なので、頭にカラフルなかぶりもの「へジャブ」をしていて、さらにドラミちゃん度合いを増している。そしてほぼ毎日その店でレジを打っている彼女の存在は、店の雰囲気すら丸くさせる。たまにレジ打ちがハッサン君だと店の雰囲気が四角っぽくなって居心地悪くなってしまう。だから店に入ってドラミちゃんをレジで見るとすごくホッとしてぼくの気持ちを丸くしてくれる。
丸いと言えば、山手線の路線は丸い。
ぼくは東京に住み始めた時期、たまに一日中意味もなく山手線に乗っていた。あのウグイス色の山手線車内は案外退屈しなかった。駅によって人の感じが変わってくるし、網棚に残された新聞や雑誌があるし、お腹が空いたらホームにそば屋もある。人酔いしてきたら、目を閉じて音楽聞けばよかったし、大体1時間で一周するので、時計を見なくて時間がわかるのもよかった。これが東京に慣れてなかった大学時代のぼくにとっての東京レッスンだった。オランダから帰国した時、そんな山手線の駅の秋葉原に立ちよった。ある小さな店で、あるTシャツがぼくの目に入った。そのデザインは桜のように見えるけど、全て漫画「もやしもん」で出てくる菌が描かれていて、見た瞬間に気に入ってレジに向かった。

で、これがドラミちゃんの椅子に座っていた猫です。
2008.7.30


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